DESCRIPTION
「自分が楽しく、他の誰かにとっても居心地が良く、みんなが笑顔になる活動」を考え、実際に試してみる——そんな少人数制ワークショップ「ササハピゼミ」の2025年度・第1回を開催しました。
今回は、地域活動の基本的な考え方を学びつつ、参加者同士でやってみたいことを共有し、次回以降の活動につながる“最初の一歩”を踏み出しました。会場には、有識者として東京都市大学の坂倉杏介先生と編集家の紫牟田伸子さんを迎え、ゼミ生や事務局も含めた多彩なメンバーが集まりました。
開催概要
日時:
2025年8月23日(土)・24日(日) 10:00〜12:00
会場:
23日(土)笹塚十号のいえ、あつまると笹塚
24日(日)本町四丁目の空地、初台緑道の謎壁
プログラム
1.はじめに(ゼミ説明/事務局紹介)
2.参加者自己紹介
3.講義:坂倉先生「地域活動の心構え・大切にしたい考え方・事例紹介」
4.会場候補の紹介(笹塚十号のいえ/渋谷本町PJ/初台緑道“謎壁”/あつまると)
5.仮グループ分け&意見交換
6.全体共有
7.終わりに(第2回の案内)
当日の流れと雰囲気
前半は坂倉先生による講義からスタート。「地域活動の心構え」「大切にしたい考え方」「国内外の事例紹介」をテーマに、地域の“見える場所”で活動することの重要性や、徒歩・自転車圏で暮らしが満たされる“15分都市”の概念、そして人と人が出会う場づくりの視点について話が広がりました。紫牟田さんからは、「思いついたらまずは小さくオープンに始めてみる」楽しさについてメッセージが寄せられ、会場は次第に前向きな空気に包まれていきました。
その後、事務局からは活動フィールド候補として4つの場が紹介されました。商店街の空き店舗を活用した地域福祉拠点「笹塚十号のいえ」、都営住宅の空き店舗を活用した交流拠点、緑道沿いの壁オブジェとその周辺空間、そして菜園と防災倉庫を備えた空き地。どれも地域に根差したユニークな場であり、参加者の関心を引きました。
グループワークと共有

後半は、関心の近いテーマごとに仮のグループ分けを行い、少人数での意見交換へ。あるグループでは、公園などの公共空間を多面的に活用するアイデアが語られ、また別のグループでは、ラジオ体操のような日常的な活動を通じて若い世代と商店街をつなげる方法が議論されました。最後の全体共有では、有識者から「地域に開かれた場での活動」や「商店街を中心としたエリアの活性化」が効果的であるとの講評があり、地域を“暮らす場所”へと育てていくための方向性が示されました。
参加者の声

初参加の参加者からは「地域でできることを一緒に探したい」という声があり、別の参加者は「見学から一歩進んで自分でも何か始めたい」と意欲的な声があがりました。また、仮設ファームの経験を活かして渋谷でも活動したいという意見や、「ご近所で知り合いをつくり、いろいろな活動に挑戦したい」という思いも寄せられました。さらに「長年の経験を地域の役に立てたい」というベテランの声や、「まちづくりを学ぶ身として地元で実践的な活動を学びたい」という学生の意見もあり、それぞれの立場から前向きな想いが集まりました。
次回にむけて

第2回では、今回の学びと関心を踏まえ、より具体的な“小さな実践”の企画づくりを進めます。各自のアイデアが形になり、実際の場で試すステップへとつなげていく予定です。
今回のゼミは、「見える場所で、楽しそうに、まずは小さくやってみる」という地域活動の原点を、参加者全員で体感する時間となりました。新たなつながりと発想が芽生えたこの第一歩が、今後の活動の土台となっていきそうです。