2024.05.13
「388 Area Makers Meet-Up Vol.2」開催レポート
DESCRIPTION
ササハタハツのまちづくりへの想いや、ササハタハツまちラボ(以下まちラボ)の活動の周知を目的として「388 Area Makers Meet-Up」 を開催しました。
2回目となる今回は、ササハタハツまちラボの活動紹介、ササハピの各プロジェクトの活動報告に加え、ササハピ認定団体のトークセッションを行ないました。
当日は、まちラボやササハピのメンバー、そして地域の皆さまなど約30名が集まり、ササハタハツまちづくりの思いや熱量を共有することができました。
当日の様子をレポートします。
開催概要
企画名:388 Area Makers Meet-Up Vol.2(ササハタハツエリアメイカーズ ミートアップ)
日時:令和6年4月27日(土)14:00-16:00
場所:笹塚駅前区民施設 会議室1号(渋谷区笹塚3-1-9)
主催:ササハタハツまちラボ
1. 開会のあいさつ
2. まちラボとは?
設立経緯と4つの事業について説明しました。
3. Area Makersとは?
まちラボの活動に関する情報の共有や協議を行い、エリアビジョンの実現を目指すために、今期の活動方針を説明しました。
4. ササハピ3期の活動報告
ササハピ第3期認定プロジェクトの活動詳細はこちらをご覧下さい。
5. トークセッション「ササハピに認定されて良かったこと、大変だったこと」
「ササハピに認定されて良かったこと、大変だったこと」をテーマに、ササハピ第3期認定プロジェクトから3名の方にお話を伺いました。やってみてよかったことや、苦労したことを共有いただくことで、今後の連携や、新たにやりたいことの発見に繋がったり、今後のまちづくりをさらに良くすることを考える機会となりました。
スピーカー:
・ママぷらキッズ&ベビー:村林栄子さん
・つながる菜園プロジェクト:佐々木桐子さん(一般社団法人つながる菜園 代表理事/菜園コミュニケーター、東京大学大学院総合文化研究科職員)
・インクルーシブ運動場:積田綾子さん(順天堂大学小児科(助教)小児科専門医、リハビリ科医/ヨガインストラクター )
モデレーターは「渋谷おとなりサンデー」の運営事務局や、「渋谷生涯活躍ネットワーク・シブカツ」の立ち上げ、「しぶやボランティアセンター」の再構築業務などを経験されており、2022年よりササハピまちづくり活動の支援に関わっていただいている、一般社団法人マネージング・ノンプロフィットの加藤さんにお願いしました。
加藤さん:
ササハピ認定プロジェクトに応募されている皆さんは、以前からやりたかったことや、「この課題を解決したい」みたいな想いがあって、応募される方が多いです。なので、この場では3名の応募動機や経緯を伺いながらプロジェクトとして活動されてきた中での大変さだったり、良かったことを聞けたらなと思っています。
佐々木さん:
私がやりたかったのは学校菜園で、学校の中で子供たちの居場所づくりと子供たちが学ぶ場を作りたいというのが一番のメインです。まちラボは学校だけではなく地域の活動と考えた時に、閉じている学校の中での活動をどうやって地域と混じわらせようかみたいなところを三年間ずっと悩み続けました。学校の中に地域の人を入れていくにはどうしたらいいのかが本当に分からなくて、私たちは立ち上げて活動を始めることができたけれども、どうやって仲間を増やしていけるのだろう?と悩んだことが一番やりがいだったけど、苦労しました。
村林さん:
渋谷区が関わるまちラボさんの認定プロジェクトとして活動できたことは、お母さんたちからの信頼もあったし、保育園とか、そういう地域の場所にチラシを置かせていただけることもあったので、当初思っていたよりも多くの方にご参加いただいたなという印象があります。
最初は居場所づくりからスタートさせてみて、そこからお母さん同士が繋がって、お母さんたち自身が「ママプラさん、ちょっとこんなことやりたいんですけど、手伝ってもらえませんか?」みたいな感じで、お母さん自身が地域に関わっていくみたいなところも見られたことは、すごく私たちの中で大きなことだったかなっていうふうに感じてます。
積田さん:
渋谷のまちづくりに興味を持ったきっかけが「YOU MAKE SHIBUYA」。区民が参加していいんだ、あなたが本当にやる気があったらそれ20年後、本当に素敵な世界に誇れる街を作っていいんだというメッセージだったんですよね。最初、右も左もわからなかったんですけど、渋谷区の方だとかそれに関連する方々は、ああしたらいいんじゃないか?こうしたらいいんじゃないかって、手取り足取り教えてくださって、自分たちが投げかけることに対して、ちゃんとサポートしてくださるんですね。
私にとってこの渋谷区はホームでこれがあるから、ほかの自治体との違いもわかるし、ここがあったから他の自治体と話ができるようになり活動が広がりました。
長田:1つ質問させてください。ササハピの認定がスタートして3年が経ったのですが、これを続けていくにあたって、こうしてもらいたいとか、お金だけではなくこんなサポートがあったらいいなどあれば教えてください。
佐々木さん:
これから自分たちの足でどうやって発展させて、いまは「たがやそう初台」ですが、「たがやそう渋谷」「たがやそう東京」「たがやそうジャパン」みたいな気持ちでやっていきたいなと思う時に、いろんな思いを持っている企業さんと、連携して行きたいなと思っていて、自分達の想いと企業が持っている思いをすり合わせて、お互いやりたいことを実現して連携していけるような、そういうことに挑戦して行きたいなと思っています。
積田さん:
企業さんとつながったりとか、そこをしっかり広げていけるようなプラットフォームを考えていただけるといいなと思います。
村林さん:
ネウボラさんとか、渋谷区自体では子育てにおいていろいろな活動をされているなかに、ママプラは資格を持って学んできたメンバーがいるので、そういった人たちが渋谷区として何か活動ができるような場があれば嬉しいです。例えば渋谷区で産んだ人が受けられる特典みたいなものがあって、お母さんの産後のケアを必ず受けられるといったものに、私たちみたいな地域の人たちも活動できれば嬉しいなあというふうに感じています。
加藤さん:
最後にこれからササハピに応募しようかなとか、何かやりたいと思ってる人に向けて、一言で一言ずつメッセージをお願いします。
村林さん:
多分不可能だろうなということも真剣に聞いてもらったことで、活動を続けられたと思っています。ササハピの他の想いを持った団体さんと繋がったことで活動が広がったとも感じています。いちばんはお母さんたちがこのササハタハツエリアは住みやすいから引っ越したくないっていう声がすごくあるのは、一つの成果なのかなと私は感じています。
佐々木さん:
ササハタハツまちラボに関わっていなかったら、出会ったり、関わることが一生なかっただろう渋谷区の行政の方々が、こんなにも友達以上、ファミリーなんじゃないかぐらいすごい底辺の私たちのとこまで下りてきて、一生懸命一緒になって汗かいて、時に一緒になって土を掘ってコケとかも運んだりとか、そういうのにすごく感動します。自分たちだけじゃなくて、街の人とか同じような思いのプロジェクトとの連携とか、そういうのに出会える場という意味で、やっぱりまちラボ、ササハピでやってよかったなと思っています。
積田さん:
自分の思いがあって、どうにかしたいっていう希望があって、自分の声を形にしたいと思ったら、ぜひ応募してもらいたいですね。ここで応援してくれる人たちがいるよということと、必ず一歩ずつ行動すれば、必ず何かひとつずつ形にはなって行くということを伝えたいです。きっと皆さんがもっているインナーボイスが街に必要なことじゃないかなと思っています。
6. ササハピ事業のご案内
7. 388 FARM MARCHE のご案内
8. 官民連携スキームのご案内
9. 閉会のあいさつ
【 まちラボ公式LINEのお知らせ 】
まちラボ 情報発信LINE【388 Area Makers 公式LINE】を開設しました。
今後の388 Area Makersの開催情報や、ササハタハツまちラボに関する情報は【388 Area Makers 公式LINE】にて発信していきます。